一条工務店「i-smart」で吹き抜けを設置する際に覚えておくと役に立つ間取り作成のルール

間取り・打ち合わせ
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このブログに検索エンジンからお越しいただく方のフレーズで多いものの一つとして「吹き抜け」があります。

既にお住まいの方や現在打合せを進めている方は、あるいはよくご存知かもしれません。

この吹き抜けを設けるにあたっては構造上の強度を確保する必要があることから、間取りに制限が発生する可能性もあります。

打ち合わせ当初、理解するのに骨が折れた私の経験から、吹き抜けの設置に関してのルールをまとめてみました。

このルールを知っておくことで

  1. 打ち合わせがスムーズに進行する
  2. 間取りを考える際に、吹き抜けの位置、大きさを自分でも検討できる

などのメリットがあります。

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吹抜けの採用に至った理由

我が家では吹抜けを6帖設置しました。

設置までは紆余曲折がありました。設置に踏み切ったのには3つの理由があります。

少しでも開放感を

一条工務店i-smartは標準の天井高は2400mmです。(オプションの勾配天井の場合はこの限りではありません、ただし勾配天井は3.5寸屋根の場合のみ設置可能です)。

この天井高が気になることから、吹き抜けを設けて少しでも開放感を得たい、明るいリビング・ダイニングにしたいというのが設置の主な理由でした。

築40年超の住宅に住んでいた私にとって、吹き抜けのある家なんて一種の憧れもあったのは言うまでもありせんね。

(追記)現在は、1階のみですが、オプションで天井高を2600mm(坪あたり2万円)にすることも可能となっています。展示場でその高さを確認してきました。

高気密高断熱+全館床暖房であれば寒くない

吹き抜けの設置には二の足を踏んでいたのも事実です。それは「吹き抜けは寒いもの」と思っていたからです。

初めて一条工務店の展示場に足を運んだのは1月のこと、見学したi-cubeには吹き抜けがありました。確かに寒さは感じなかったのですが、展示場なので暖房の設定温度を高くして、寒くないようにしているに違いないと懐疑的に考えていました。

しかしその後宿泊体験をしたことから私の考えは一変しました。

宿泊体験をしたのは4月上旬のことでした。寒の戻りで朝方の最低気温は2度まで下がりましたが、寒さを感じることは全くありませんでした。

高気密高断熱住宅+全館床暖房の威力を実際に一晩体感し、吹き抜けを造っても寒く無い事を実際に体感し、確認できたことは採用にあたっては非常に大きかったです。

契約前に一度、可能であれば寒い時期の宿泊体験は是非ともお勧めです

施工面積の削減にも一役

我が家は二世帯住宅です。一階に必要な部屋の広さを考えると廊下抜きでも23坪程度は必要になります。これに廊下を加えて総二階にすると施工面積はおそらく48~50坪程度になってしまいます。

何とか施工面積を減らしたかった為、行き着いたのは施工面積を1/2に出来る吹抜け、バルコニーの部分を増やせばばよいのではないか、ということでした。

実際間取りに取り入れるためには、単純にリビングの上を吹き抜けにするだけでは上手くいかず、設計士さんに教えて頂きながら試行錯誤して間取りを作りました。

吹き抜けや階段の位置によって二階の間取りは大きく変わってきます。最初から少しでも吹き抜けのルールを知っておくだけで、回り道せずに目指す間取りを作成出来ると思います。

吹き抜けのルール

吹き抜けの基本的なルールについてまとめると次の通りです。

  1. 吹き抜けは床面積の1/3まで設置可能
  2. 縦横の長さの1/2まで設置可能(吹き抜けが2つ以上あり、さらに2つが縦横で重なっている場合はその合計の長さが1/2以下となること。なお階段室も吹抜けです)
  3. 吹抜けの坪単価は1/2となります。ただし吹き抜けに設置した階段部分について坪単価は1/1となっています(ボックス階段も1/1)
  4. 水平方向に強度が必要になります。
  5. 吹き抜けの設置に関しては最終的に本部で構造計算が必要になります。

縦横の長さの1/2まで設置可能

二つ以上の吹抜けがある場合には、さらに注意が必要です。階段室やオープンステアも吹抜けと同じ扱いになる点に注意が必要です。

吹抜けの坪単価は1/2

同じ吹抜けでも、階段室やオープンステアの坪単価は1/2にはなりません

「階段の上には床がないのに何で坪単価が1/1なの?」と疑問に思われるかもしれません。

階段は下の図のように、一段一段、一階の床から積み上げて作るのではなく、二階の床が落ちてきて出来ているものと考えるようです。

水平方向に強度が必要

吹抜けの縦横には、吹抜けのマス以上の部屋やバルコニーが隣接していなければなりません。

設置できない例としては

このような建物から飛び出しているような吹抜けは設置することが出来ません。

上図でいうと①~④の横に何にもありませんので、これでは水平方向、横(東西)の強度が足りずダメ。青色の矢印方向に吹抜けと同じだけあるいはそれ以上のマス(部屋やバルコニー)が必要となります。

吹抜け4マス(赤丸①~④)に対してバルコニー5マス(青丸①~⑤)が配置されている、上の間取りでは設置可能です。

水平方向の強度を確保する場合、バルコニーでも可能です。

バルコニーの構造用合板は隣接する部屋の床板が延長されて設置されているからです。上の間取り図の赤線部分で一枚の構造用合板が使われているのです。

最後に

吹き抜けについてまとめてみましたが、少しはご理解いただく助けになったでしょうか。最近では吹き抜けに面した腰壁をファイン手摺にすることも出来るようになっています。

選択肢が増えて羨ましい限りです。

吹き抜けとファイン手摺の一体となった解放的な間取りを考えるのも注文住宅ならではの楽しみかもしれませんね。

コメント

  1. ごまめ より:

    こんにちは、ごまめです。
    記事紹介ありがとうございます(^-^)

    そういえば吹き抜けは寒さの心配があるんでしたね。
    もうすぐ冬なので体感が楽しみです♪
    まぁわが家は吹き抜け部分が2Fと空間的に繋がっていないので、もともとあまり寒くなりにくい構造ですが。。

    • 閑古鳥 より:

      ごまめさんこんばんは^^
      勝手にリンクで申し訳ありません。
      我が家の吹き抜けは階段そして玄関にまでつながっていますので、床暖房が無ければ本来荒唐無稽な間取りなのかもしれません。将来床暖房が壊れたらどうなるのでしょうか。
      冬の吹き抜けのレポートを楽しみにしています。
      コメントありがとうございました。

  2. スペシア より:

    紹介ありがとうございます。

    詳細に情報をまとめられてて、判りやすいですね。

    きっとこれから建てられる方の参考になりますね。

    吹き抜けは、宿泊体験が無かったので、寒くないと確信するまでずいぶん掛かりました。

    • 閑古鳥 より:

      スペシアさんこんばんは。
      スペシアさんの吹き抜けの内覧会の記事こそ大変参考になるものですよ、私は採光まで考えられないです。
      吹き抜け採用の理由には書きませんでしたが、やはり多くのブロガーの方々が内覧会や実際の吹き抜けの感想、
      はたまたさすけさんのように温度差の事まで記事にして頂いているお蔭で安心して採用ができたのも大きかったです。
      コメントありがとうございました、これからもよろしくお願いいたします。