2016年11月の太陽光発電 まさかの積雪に見舞われた11月の発電量

太陽光発電
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私の暮らしている前橋でも11/24に初雪を観測しました。翌朝のカーポートの上の様子が上の写真です。11月としては14年ぶりに積雪4センチも観測したそうです。

パネルに積もった積雪で当日は発電ゼロ、翌日も快晴にもかかわらず12kWhと散々でした。雪下ろしをしたくなりますが、下手してパネルを傷つけるのも怖いですし、大人しくしていました。ご存知かとは思いますがパネルの雪を落とそうと、水道水をかけるとカルキが付着して白く跡がついて発電量が落ちる原因になりますのでお気を付け下さい。

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太陽光発電設備に関するデータ

我が家の太陽光発電の設備に関するデータになります。

我が家の太陽光発電の設備
  • 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
  • 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
  • パネルの方位角…真南より2.45度東向き
  • パネル設置場所…群馬県前橋市
  • 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
  • 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円

特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

11月の気象データ

過去40年間と昨年、今年のデータを比較してみました。

昨年同月と比較すると今年の11月は日射量、日照時間とも多くなりましたが、過去40年の平均と比較するとほぼ平年並みの日射量となっていたようです。

雪が降ったりと11月はかなり寒い印象を受けましたが、平均気温を見る限り当地ではこれくらいがごく普通の11月の寒さなのかもしれません。

11月の発電量

 

11月の発電量は1471.79kWh(太陽光パネル1kWあたり73.3kWh)になりました。

一条工務店のシミュレーションでは我が家の11月の発電量は1,349kWhとなっていますので、シミュレーション比109.1%の結果となりました。年1%のパネルの劣化を考慮して計算すると110.2%になります。

1~11月までの発電量のデータです。

シミュレーションの年間発電量は20,997kWhになっていますので、現時点で2,052kWh上回っています。

11月の日射量と発電量のデータ

データを見ていきます。

11月に入って平均気温が前月と比較して7.5度低い10.1度となっています。今年は急に寒くなった気がするのは気温の低下が大きいためでしょうか。

パネル表面温度低下によって発電効率は1.9%ほど改善しました。雪の日を控除すると6%以上発電効率が上昇しています。

日照時間…直射光により物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)

全天日射量…全天空からの日射量(前橋地方気象台の観測値)

全天日射量(kWh/㎡)=全天日射量(MJ/㎡)/3.6

*全天日射量については気象庁のHPからダウンロードが可能です。

傾斜面日射量…全天日射量をもとに屋根勾配と方位角を加味して計算した日射量

*アルべド(反射率)=0.2、太陽定数=1.366kW/㎡で計算

損失0の予想発電量…傾斜面日射量×20.09kW/h

損失(%)…(発電量)÷(損失0の予想発電量)×100

用語についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

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先ほどの表をグラフにしてみると

傾斜面日射量と発電量の間の高い相関関係が分かります。

昨年と今年の11月のデータを比較してみます。発電開始からの1時間当たりの発電量と傾斜面日射量をプロットしたのが下のグラフです。全部で5358時間分のデータを青、11月のデータを黄色で表示しました。

昨年に比べて平均気温が2.4℃低下したため、同じ日射量でも今年の方が発電量が多くなっています。今年のデータで日射量があるにもかかわらず発電がゼロやゼロに近くなっているのは積雪の影響です。

最後に

今月の21日は冬至になります。例年冬至は22日ですが、4年に一度は21日になるそうです。

これから21日間は日照時間も短くなっていきますが、太平洋側では晴天率の上昇、気温低下による発電効率の上昇もあるので11月より発電量は多くなってきます。

今月で売電額が確定しますので、早めに確定申告の準備にも取り掛かりたいものです。

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