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閑古鳥です。1月20日に来年2月の住宅金融支援機構債券の発行条件が発表されました。

2月のフラット35はどうなる

2月の機構債の発行条件

2月の機構債は1月と比較して0.02%下落し0.46%となりました。

今回の機構債の条件(表面利率)は

表面利率(0.46%)=ローンチスプレッド(0.38%)+条件決定時の新発10年物国債利回り(0.08%)

となっています。

ローンチスプレッドは債券の表面利率と債券発行時の新発国債との差を表すものですが、機構債におけるローンチスプレッドが何に連動して変化しているのかがよく分かりません。

ローンチスプレッドの変動が何を意味するかについては次の引用のようになっています。

ローンチスプレッドは債券を新規で発行する際の投資を判断する材料として利用されています。ローンチスプレッドが少ないということは、国債の利回りとあまり差が無いということを意味しています。ローンチスプレッドが拡大しているということは、一般的にその債券の表面利率が高くなっているということを意味しており、リスクのある債券とみなされます。(出典:東海東京証券 証券用語集より抜粋引用)

下の表は昨年1月からの(105回~117回)の機構債の表面利率とフラット35の金利(融資比率9割以下、21年以上の最も低い金利)の推移です。

条件発表日 機構債表面利率① ローンチスプレッド 条件決定時の新発10年国債利回り フラット35金利② ②-①
105回 1/21 0.79 0.56 0.23 1.48 0.69
106回 2/19 0.54 0.54 0.00 1.25 0.71
107回 3/16 0.48 0.48 0.00 1.19 0.71
108回 4/20 0.34 0.46 -0.12 1.08 0.74
109回 5/20 0.36 0.44 -0.08 1.10 0.74
110回 6/16 0.23 0.43 -0.20 0.93 0.70
111回 7/22 0.19 0.42 -0.23 0.90 0.71
112回 8/19 0.33 0.41 -0.08 1.02 0.69
113回 9/16 0.37 0.41 -0.04 1.06 0.69
114回 10/21 0.34 0.40 -0.06 1.03 0.69
115回 11/17 0.41 0.39 0.02 1.10 0.69
116回 12/16 0.48 0.39 0.09 1.12 0.64
117回 1/20 0.46 0.38 0.08

参考(PDF) 既発債情報:住宅金融支援機構

2月の機構債は0.02%とわずかながら1月より低下しました。

2月のフラット35の金利予想

上記の表から推測するれば、来月2月のフラット35の金利(融資比率9割以下、21年以上の最も低い金利)は1月とほぼ同程度になりそうです。

2013年4月からの機構債表面利率、ローンチスプレッド、機構債条件発表日の10年物国債利回り、そしてフラット35の金利をグラフにしたのがこちらです。

機構債の条件が分かればフラット35のおおよその金利が推測できるのがチャートからもよく分かります。

最後に

1/5付の日経新聞に「「フラット35」金利上昇が鮮明  1月9か月ぶり高水準」という記事が掲載されていました。確かに最も金利の低かった8月の0.90%を考えると0.22%ほど上昇していますが、それでも1.12%ですよ。高水準ってレベルではありませんよね。

さらに「この状況が続くと住宅市況に影響がでる恐れも…」とありますが、まだ影響の出るレベルとはとても考えにくい気がします。

私が住宅建築を考え始めた2014年の1月のフラット35の金利は1.73%、それでもフラット35取扱い金融機関のHPでは「史上最低水準、今がチャンス」的な広告が掲載されていたような気がします。

政府の発行する国債の8割を保有する日銀が長期金利はコントロールできるとHPで謳っており、現在の長期金利の動きを見ても今のところコントロールはされているようですから、すぐに急激な金利の上昇は起こる可能性は少ないとみていいのではないでしょうか。

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