2016年11月のフラット35が発表されました 金利は来月も僅かな変化

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閑古鳥です。

足利銀行のHPで11月1日以降のフラット35の適用金利が昨日発表されました。

来月のフラット35の金利はどうなったのかみていきます。

2016年11月のフラット35金利

来月10月実行分のフラット35は9月実行分と比較して20年以内で0.02%、21年以上は0.03%と共に下がりました。

融資比率9割以下 20年以内 0.93%(▲0.02%)、21年以上 1.03%(▲0.03%)

融資比率9割超  20年以内 1.37%(▲0.02%)、21年以上 1.47%(▲0.03%)

( )は前月対比

今年に入ってから(105回~114回)の機構債の利率とフラット35の金利の推移です。

条件発表日 機構債表面利率① ローンチスプレッド 条件決定時の新発10年国債利回り フラット35金利② ②-①
105回 1月21日 0.79 0.56 0.23 1.48 0.69
106回 2月19日 0.54 0.54 0.00 1.25 0.71
107回 3月16日 0.48 0.48 0.00 1.19 0.71
108回 4月20日 0.34 0.46 -0.12 1.08 0.74
109回 5月20日 0.36 0.44 -0.08 1.10 0.74
110回 6月16日 0.23 0.43 -0.20 0.93 0.70
111回 7月22日 0.19 0.42 -0.23 0.90 0.71
112回 8月19日 0.33 0.41 -0.08 1.02 0.69
113回 9月16日 0.37 0.41 -0.04 1.06 0.69
114回 10月21日 0.34 0.40 -0.06 1.03 0.69

ここ3か月のフラット35の金利では

(フラット35金利)=(機構債表面利率)(機構が事業運営するための費用)+(取扱金融機関の手数料)

青の部分(機構が事業運営するための費用+取扱金融機関の手数料)が0.69%と全く動いていないため、機構債条件決定時の新発10年物国債の利回りだけが金利変動の要素となっています。

参考 既発債情報:住宅金融支援機構

なおフラット35の金利構成要素についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

こんばんは、閑古鳥です。 以前記事にも書いた一条ローンが取り扱いをしているフラット35(商品名i-flat)について考えてみた...

長期金利の動向

ここ1か月間の長期金利の指標となる10年物国債の利回りのチャートです。

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(出典:Bloomberg Japan Generic Govt 10Y Yieldより引用)

10月27日の黒田日銀総裁の「超長期の金利上昇容認」発言を受けて、一時▲0.45%と1か月ぶりの高値を付けています。日銀がコントロールしている官製相場でこのような発言が出れば長期~超長期の売り圧力は高まるのは当然のことかと思います。

ただし当面動きは限定的と思われますので、フラット35の実行を控えている方にとっては、金利の上下で一喜一憂しなくても済みそうですから、返済計画も大幅に変わってくることはなさそうです。

長期金利の決まり方はこちらの記事で取り上げています。

閑古鳥です。 住宅ローンを組む際に頭を悩ますものの一つが「金利タイプの選択」ではないでしょうか。 住宅ローンの金利タイプを決める...

最後に

11月の機構債の発券条件決定の記事の中でも触れましたが、優良住宅ローンの個人情報漏えい事件について、その内容が同社のHPに掲載されました。

それによれば3万7247人分の顧客情報が漏洩、さらに金銭の要求まであったようです。

参考(PDF) 弊社お客さまの個人情報漏えいの可能性について

詳細は上記PDFをご覧いただくと分かりますが、返済中の顧客情報についても漏洩が確認されているようです。不審なメールや電話などにはくれぐれも注意が必要ですね。