2016年9月のフラット35は上昇、住宅ローンの借り換えを断念した理由

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閑古鳥です。

9月実行分のフラット35の金利が発表されました。8月上旬に長期金利が大幅に上昇したことからローン金利の上昇もある程度予想されていたところです。では実際にどのくらい金利が上昇したのでしょう。

2016年9月のフラット35金利は

昨日足利銀行のHPで9月1日以降のフラット35の適用金利が発表されました。

来月9月実行分のフラット35は8月実行分と比較して20年以内で0.13%、21年以上で0.12%と若干上昇しました。

融資比率9割以下 20年以内 0.96%、21年以上 1.02%

融資比率9割超  20年以内 1.4% 21年以上 1.46%

今年に入ってから(105回~112回)の機構債の利率とフラット35の金利は下の表のような推移をしています。

条件発表日 機構債表面利率① ローンチスプレッド 条件決定時の新発10年国債利回り フラット35金利② ②-①
105回 1月21日 0.79 0.56 0.23 1.48 0.69
106回 2月19日 0.54 0.54 0.00 1.25 0.71
107回 3月16日 0.48 0.48 0.00 1.19 0.71
108回 4月20日 0.34 0.46 -0.12 1.08 0.74
109回 5月20日 0.36 0.44 -0.08 1.10 0.74
110回 6月16日 0.23 0.43 -0.20 0.93 0.70
111回 7月22日 0.19 0.42 -0.23 0.90 0.71
112回 8月19日 0.33 0.41 -0.08 1.02 0.69

機構債の表面利率は4/20発表の5月分とほとんど同金利でしたが、ローンチスプレッドが縮小したことから、5月の適用金利よりは低くなりました。

長期金利の推移

長期金利の指標となる日本国債10年物の3か月間のチャート(日足)を見てみます。

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(出典:SBI証券日本国債10年物)

青丸は左から7月~9月の機構債の条件決定日となっています。

7/29日に日銀が異次元緩和の効果を総括的に検証する方針を公表を受けて、長期金利が上昇に転じたのはご存じの通りです。

日本国債の利回りが急速に上昇(価格は急落)している。日銀がマイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)の効果を総括的に検証する方針を29日に公表し、3次元緩和の限界が意識され、市場の一部では国債買い入れ減額への警戒感さえ浮上した。日銀緩和に依存してきた反動との見方もあるが、政策の先行き不透明感が残ったま

最後に、借換えを断念した理由

フラット35の借換えを準備していることは以前ご紹介したことがありました。

フラット35の金利が史上最低、フラット35Sの0.6%優遇を捨てても借り換えすべきか
閑古鳥です。今日は久しぶりに住宅ローンについて考えてみます。私がフラット35の実行をしたのは昨年7月、フラット35は延滞が無く、借入...

住宅ローンを最終回まで返済し続けた場合にはメリットが出たのですが、私の場合は仕事をリタイアする時点で全額返済をしてしまう予定でいます。この点をすっかり見落としてシミュレーションしていたのが今回借換えを見送ることになった原因です。

再度計算したところ、完済までの借換えメリットと借換えに係る諸費用がほぼ同額となっていたため、借換えではなく借換えの諸費用分を繰上返済した方がよりメリットが出ることが判りました。

借入途中で繰り上げ返済をお考えの場合には、繰上後の総支払額も考慮に入れて借換えを検討することを忘れないようにしましょう。