一条工務店i-smartの固定資産税って本当に高いの?我が家の税額を公開します

登記・家の税金・保険
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我が家に初めての固定資産税納税通知書が届きました。

一条工務店で家を建てると、固定資産税が高くなる」と聞いたことがありましたが、事実なのでしょうか。

通知書に記載された税額からその家屋評価額の中身を計算して、一条工務店i-smartの固定資産税は高いのか検証してみたいと思います。

なお固定資産の課税の仕組みについては、税額が決まるまでの流れを「固定資産税家屋調査」で検討しています。

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我が家の情報

こちらが我が家のスペックです。

  1. 建物:一条工務店 i-smart
  2. 木造二階建て 延床面積(*):146.86㎡(44.43坪)
  3. 軽減措置:長期優良住宅
  4. 屋根材量:太陽光パネル

延床面積、施工面積などについて詳しくはこちらもご覧ください。

固定資産税税額

予想通り結構高い金額となっていました。

我が家の固定資産税税額

評価額:12,588,251円

固定資産税相当額:104,234円軽減額:72,001円

都市計画税:0円(市街化調整区域のため)

今後25年間の家屋分の固定資産税額は?

我が家は長期優良住宅の認定を受けていますので、5年間は120㎡までの部分の税額が1/2に軽減されています。気になるのは軽減措置が終了する6年目以降の税額です。

その税額がおおよそいくらになるのか、25年先まで計算してみました。

一条工務店i-smartの固定資産税額の25年間の推移予想

5年目に91,200円だった税額は、軽減措置終了の6年目には138,700円と年間47,500円上昇します。

軽減の対象が120㎡までだったこと、経年原点補正率が低下することから税額はびっくりするほど増えることはありませんね。

長期優良住宅認定による軽減額は?

上の表をご覧いただければわかりますがおよそ126,000円になります。

新築住宅については一般住宅であっても3年間は軽減の措置がありますので、長期優良住宅の認定を受けたことによる固定資産税軽減分は上記金額になります。

長期優良住宅申請手続費用として150,000円の費用がかかりましたが、固定資産税の軽減でそのうちの一部は賄うことが出来ます。

さらにフラット35を利用する方は金利優遇の措置、住宅取得特別控除額の拡大などメリットもありますので、総額を考慮し長期優良住宅の認定を受けるかどうかを決めればいいかと思います。

市街化調整区域の建築によるメリット

我が家は市街化調整区域の建築のため、都市計画税は課税されません。一応市街化区域に建っていた場合、どのくらいの都市計画税が課税されるのか計算してみたのが、上の表の右列です。

向こう25年間で351,900円となりました。結構大きな額になります。

市街化調整区域の建築の場合、様々な規制があるため申請などに別途費用が掛かるケースがありますが、この都市計画税の金額も考慮に入れると調整区域もかならずしもデメリットだらけではなさそうですね。

我が家の家屋評価額

課税明細書に書かれている評価額12,588,251円は一年経過後の補正率0.8が乗じられた価額となっていますので、

12,588,251÷0.8≒15,735,313円

が新築時点の家屋評価額となります。

固定資産税は1月1日現在の家屋の所有者に対して課税されます。家屋はその前年に新築されていますから、はじめての固定資産税の税通知書の評価額は一年経過後の補正率である0.8が乗じられた金額となっています。

この評価額から算出した我が家の家屋評価額の㎡単価は15,735,313円÷146.86㎡≒107千円となりました。

我が家の家屋評価額は妥当なの?

課税明細書で初めて知った自分の家の評価額ですが、本当に妥当な数字なんでしょうか。ちょっと面倒でしたが計算してみました。あくまで素人の計算なので正しいかどうかは別としてご覧ください。

参考にしたのは総務省のHPに掲載されている固定資産評価基準です。

参考 固定資産評価基準 家屋(PDF)

一度ご覧いただくと家屋についての固定資産税の理解が深まるかと思います。

家屋評価額の妥当性の検証

評点数の誤差119千円、税額にして1,300円ほどとなりました。概ね近い額となりました。

しかしながら評点項目ごとの補正係数、面積についてはあまり自信がありません。総体でたまたま近い結果が出た可能性もあります。

ある程度予想はしていましたが、床暖房・ソーラーパネル葺屋根も躯体部分に劣らずかなり高い評点数となっています。この2点だけで年税額は37,705円になります。

それにしてもこのソーラーパネル葺屋根に対する税額、太陽光発電の申告の際に必要経費に算入できないものでしょうか。

最後に

建築中は建築に掛かるお金に目が向きがちですが、家が建った後のイニシャルコストも十分に考慮しておかないと後々生活が苦しくなります。

ライフサイクルに応じた資金計画を立てる際には、今回ご紹介した固定資産税についても忘れずに盛り込むようにしましょう。

忘れていましたが市街化調整区域なので土地の固定資産税もめちゃくちゃ安いですよ。今年は年額で24,000円程度です。こちらも調整区域の大きなメリットです^^

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