2016年10月の太陽光発電 昨年と比べて激減した発電量を検証してみました

太陽光発電
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皆さんのお住いの地方では今年の10月の太陽光発電の結果は如何でしたでしょうか?

まずは私の住んでいる前橋の3時間毎の天気の様子を今年と昨年で比較してみましたので覧ください。

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9月は記録的な日照不足になりましたが、10月の前半も引き続き、ぐつついた天気が続きました。

昨年の10月があまりにも好天に恵まれたことから、今年の10月の発電量はかなり少なかった印象がありますが、果たして実際のところはどうだったのでしょうか。

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太陽光発電設備に関するデータ

我が家の太陽光発電の設備に関するデータになります。

我が家の太陽光発電の設備
  • 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
  • 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
  • パネルの方位角…真南より2.45度東向き
  • パネル設置場所…群馬県前橋市
  • 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
  • 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円

特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

10月の気象データ

過去40年間と昨年、今年のデータを比較してみました。

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去年の数値が如何に良かったかが一目でお分かりになりますか?

一方今年ですが全天日射量は10月の過去40年間の平均よりも若干上回っていますので、決して10月として悪い数値ではなかったことが分かります。

10月の発電量

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10月1か月間の発電量は1786.32kWh(太陽光パネル1kWあたり88.9kWh)になりました。

一条工務店のシミュレーションでは我が家の10月の発電量は1,511kWhとなっていますので、シミュレーション比118.2%の結果となりました。なお年1%のパネルの劣化を考慮すると119.4%となります。

平年並みの日射量がある月は、おおよそシミュレーションの数値の1.2倍程度の発電量となっている気がしますので、シミュレーション自体かなり保守的な数値を出してきている印象強いのですが、いかがでしょうか。

なお昨年の同月対比では83.9%となっています。これは先ほど申し上げた通りの原因によるものですから、致し方ありませんね。

1~10月までの発電量のデータです。

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10月の時点で年間累計発電量がシミュレーションの数値20,997kWhを上回りました。実際発電量10か月分がシミュレーションの12か月分の発電量とほぼ同じという結果になり、先ほどの1.2倍の法則?通りの結果となっています。

10月の日射量と発電量のデータ

発電量が日射量と比較して妥当な数値か見ていきます。パネルの故障などの不具合に早めに対処するためにも、発電量の数値は常日頃から検証しておきたいものです。

夢発電システムのモニタリングシステムの接続が完了していれば、発電データは日本産業でも監視してくれるようなことを聞いたことがあるのですが、果たして事実なのかどうか、どの位のレベルの監視が行われているのかについては不明です。

ただ営業さんにこのモニタリングシステムでパネルの不具合が発見されて交換に至ったケースがあったことをお聞きしたことがあります。

しかし何よりも自分である程度の発電量に対する感覚的なものを養っておくことも重要になるのではないでしょうか。

閑話休題、早速データを見ていきます。

10月に入り平均気温は前月に比べ6.3度低い17.6度となっています。パネル表面温度上昇による損失の低下により発電効率は2.8%ほど改善しました。

9月に比べ日照時間は大幅に増加しましましたが、日射量はそれほど伸びませんでした。

昨年10月と比べて日射量が82.1%になったのに対して、発電量が83.9%となっていますので、おおむね妥当な数値だったのではないでしょうか。

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日照時間…直射光により物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)

全天日射量…全天空からの日射量(前橋地方気象台の観測値)

全天日射量(kWh/㎡)=全天日射量(MJ/㎡)/3.6

*全天日射量については気象庁のHPからダウンロードが可能です。

傾斜面日射量…全天日射量をもとに屋根勾配と方位角を加味して計算した日射量

*アルべド(反射率)=0.2、太陽定数=1.366kW/㎡で計算

損失0の予想発電量…傾斜面日射量×20.09kW/h

損失(%)…(発電量)÷(損失0の予想発電量)×100

用語についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

太陽光発電設備の不具合に早めに気が付くために必要なデータの分析方法、その中で気が付いた発電し過ぎの2月の原因を探る
2月は天候に恵まれ太陽光発電も順調に発電量を伸ばしてくれました。我が家では昨年9月より発電を開始しましたが、月ベースではこれまでの最高を記録しました。発電量については東電から検針表が届いてから別記事に...

先ほどの表をグラフにしてみると

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傾斜面日射量と発電量の間には高い相関関係があるのが分かります。

興味深いのが3,4月と7,8月との比較です。この4か月ともにほぼ同程度の傾斜面日射量なのですが、発電量は200kWhほど違っています。パネルの温度上昇が発電を阻害するのかがよく分かります。

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発電開始からの1時間当たりの発電量と傾斜面日射量をプロットしたのが上のグラフになります。全部で5050時間分のデータを青、該当月のデータを黄色で表示しました。

昨年と今年の10月の近似値線の傾き、データの分布にそれほど変化は見られませんので、パネルの故障、大幅な劣化は今の所特に発生していないと思われます。

最後に

気象庁地球環境・海洋部が10月11日に発表した「エルニーニョ監視速報No.289」によれば

  • ラニーニャ現象が発生しているとみられる。
  • 今後冬にかけては、平常の状態になる可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い(60%)

そうです。

ラニーニャ現象が発生している際の冬における統計的に有意な傾向としては、東日本の太平洋側では気温は低い又は平年並みが85%、降水量は平年並み又は少ないが69%、そして日照時間が多い又は平年並みが69%となっています。他の地方の方はこちらをご覧になってみてください。

寒い冬は嫌なのですが、こと太陽光発電に関しては日照時間が多く寒いほうが発電量も多くなるので微妙なところでしょうか。日照時間、日射量とも少なくなるこれからの時期なので少しでもいい天気が続くことを期待してしまいますね。

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