2016年3月の太陽光発電 増える日射量VS気温上昇

太陽光発電
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3月の太陽光発電に関するデータがまとまりましたのでご紹介します。

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太陽光発電設備に関するデータ

我が家の太陽光発電の設備に関する基本データをご紹介しておきます。

我が家の太陽光発電の設備
  • 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
  • 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
  • パネルの方位角…真南より2.45度東向き
  • パネル設置場所…群馬県前橋市
  • 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
  • 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円

特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

3月の天気・気象データ

2016040104

冬晴れが長続きする時期が終わり、天気が周期的に変化するようになってきました。季節の変わり目特有の天気ですが、今年は平年と比べてどうだったのでしょうか?

2016040102

日照時間、日射量、平均気温とも過去の平均より若干上回った程度でした。太陽光の発電設備を設置したことで例年になく天気には敏感になってしまっています^^

3月の発電量

2016040101

発電量は2,479.23kWh(太陽光パネル1kWあたり123.4kWh)となりました。

一条工務店のシミュレーションによれば3月の発電量は2013kWhですから、シミュレーション比123%となります。

また毎年1%のパネル劣化を考慮すると、初年度の3月のシミュレーション値はは2,204kWhとなりますから、これとの比較でも112.4%とまずまずの結果でした。

いずれにしても一条工務店のシミュレーションの値はかなり保守的にはじき出された数値のように感じます。

3月のデータ

3月の発電に関するデータがこちらになります。

2016040105

2列目:日照時間…直射光によって物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)

4列目:前橋地方気象台の計測した全天日射量(単位をMJ/㎡から kWh/㎡に変換)

5列目:全天日射量をもとに我が家の屋根勾配と方位角を加味して計算した傾斜面日射量

6列目:損失0の予想発電量(傾斜面日射量×20.09kW/h)

7列目:実際の発電量

8列目:6,7目を比較した損失係数(%)

となっています。用語についてはこちらの記事をご覧ください。

太陽光発電設備の不具合に早めに気が付くために必要なデータの分析方法、その中で気が付いた発電し過ぎの2月の原因を探る
2月は天候に恵まれ太陽光発電も順調に発電量を伸ばしてくれました。我が家では昨年9月より発電を開始しましたが、月ベースではこれまでの最高を記録しました。発電量については東電から検針表が届いてから別記事に...

傾斜面日射量と発電量の関係をグラフにしてみました。

2016040103

3月の発電実績(赤い■)をご覧いただけると分かりますが、20.09kWの搭載量の我が家では、この時期晴天に恵まれると、発電量がコンスタントに100kWhを超えるようになってきました。

発電量は増加してきたものの、ここにきて気温の上昇も大きく、変換ロスは真冬に比くらべ上昇してきました。

平均気温は5.6℃だった2月に比べ3月は9℃になりました。真冬でも晴天の日には、パネルの表面温度は40℃程度あるそうです。この時期でも最高気温が20℃になるとパネル表面の温度は60~70℃程度になっているようです。このパネル表面の温度上昇が原因によるロスで、日射量の増加に比べて発電量の伸びはだいぶ鈍くなっています。

来月以降も徐々に日射量は増えていきますが、これからは気温上昇が発電量に大きな影響を及ぼしてきます。

コメント

  1. ヤン より:

    貴重な情報ありがとうございます(^0^)

    パネル表面温度知りたいですよね。
    どの程度温度上昇しているのか気になります。
    雨水散水システムを妄想しているのですが、3月で既に60度越えているなら
    散水システムはかなり長期間有効なので導入するメリットも出てくるかも?
    とか考えております。

    • 閑古鳥 より:

      ヤンさんこんばんは^^
      同じ日射量でも、気温が低い&北風が強い日は発電量にかなりの差が生じています。雨水を使ったパネル冷却については以前KMRRさんが記事になさっていましたね。
      費用対効果で果たしてペイできるのか、雨水を屋根までどのように上げるのか、雨水の重量の対策など様々な課題がありますので、十分な検討が必要かと思います。

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